志望動機.comは、大学広報・入試広報に特化したWebマーケティングメディアだ。現役大学生ライターや入試広報コンサルタントなど、受験・広報の現場を知る編集部が、受験生・学生の「困った」に応える記事を届けている。
はじめに:保健医療学部の面接は「チーム医療」がカギ
保健医療学部(看護・リハビリ・臨床検査・放射線・臨床工学など)を目指す人にとって、面接は避けて通れない関門だとされている。「何を聞かれるのか」「どう答えればいいのか」と不安に感じる人も多いのではないだろうか。
保健医療学部の面接には、医学部・歯学部とは異なる特徴があるとされている。それは、「チーム医療」への理解が重視される点だ。保健医療の専門職は、医師をはじめ多くの職種と連携して患者を支えるため、協調性や多職種連携への理解が問われるとされている。
本記事では、保健医療学部特有の「チーム医療」「多職種連携」「なぜその職種か」といった観点を軸に、面接対策を解説する。医療者を目指す人が、自信を持って面接に臨めるよう、実践的に紹介する。
まず理解する:保健医療学部の面接で見られていること
対象読者: 保健医療学部の面接の特徴を知りたい高校生 / 難易度:★☆☆ / こんな課題を持つ人に:何が見られるか分からない
対策の前に、保健医療学部の面接で何が見られているかを理解しておくことが大切だとされている。
| 見られているポイント | 内容 |
|---|---|
| 職種への理解 | その専門職の役割を理解しているか |
| チーム医療への理解 | 多職種連携の重要性を分かっているか |
| 患者に寄り添う姿勢 | 思いやり・コミュニケーション力 |
| 志望動機の明確さ | なぜその職種を目指すか |
| 誠実な人柄 | 医療者としての適性 |
保健医療の専門職は、患者と近い距離で接し、他の医療職と協力しながら働くとされている。そのため、専門知識以前に、「人と関わる力」「チームで動く姿勢」が重視されるとされている。
医療系の面接では、話し方・態度・表情も評価に含まれるとされている。誠実さや思いやりが自然ににじみ出るかも、大切なポイントだとされている。
はるかさん(編集長)のコメント
「入試広報の観点では、保健医療学部の面接は『チームで患者を支える適性』を見ています。専門知識より、協調性や人への思いやりが伝わるかが重視されます!」
最重要:「チーム医療」を理解して語る
対象読者: チーム医療を理解したい高校生 / 難易度:★★☆ / こんな課題を持つ人に:連携の意味が分からない
保健医療学部の面接で最も重要なのが、「チーム医療」への理解だとされている。近年の医療は、一人の専門職ではなく、多職種が連携して患者を支える形が主流だとされている。
| 主な医療職 | 役割 |
|---|---|
| 医師 | 診断・治療方針の決定 |
| 看護師 | 療養上の世話・診療の補助 |
| 理学療法士・作業療法士 | リハビリテーション |
| 臨床検査技師 | 検査・データ提供 |
| 診療放射線技師 | 画像検査・放射線治療 |
| 臨床工学技士 | 医療機器の操作・管理 |
| 薬剤師 | 薬の管理・服薬指導 |
チーム医療とは、これらの専門職がそれぞれの役割を果たしながら、情報を共有し協力して、患者にとって最善の医療を提供する仕組みだとされている。
面接では、「なぜチーム医療が重要か」「その中で自分の目指す職種がどんな役割を担うか」を語れると、理解の深さが伝わるとされている。「患者を中心に、多職種が連携して支える」という視点を持つことが大切だとされている。
みおさん(編集部)のコメント
「看護学部の先輩が『チーム医療の中で看護師がどう連携するかを語ったら、面接官が深くうなずいてくれた』と言っていて、連携の視点が大事だと感じました!」
ステップ①:「なぜその職種か」を明確にする
対象読者: 職種選択の理由を固めたい高校生 / 難易度:★★☆ / こんな課題を持つ人に:職種を選んだ理由が曖昧
保健医療学部の面接で必ず問われるのが、「なぜその職種を目指すのか」だとされている。医療職には多くの種類があるため、「なぜ医師や看護師でなく、その職種なのか」を語れることが大切だとされている。
| ありがちな答え | 深めた答えの方向性 |
|---|---|
| 「医療に興味がある」 | その職種ならではの役割に触れる |
| 「人の役に立ちたい」 | どう関わり支えたいかを具体的に |
| 「安定しているから」 | その仕事の魅力・やりがいを語る |
例えば理学療法士なら「回復の過程に長く寄り添える」、臨床検査技師なら「データで診断を支える」、診療放射線技師なら「画像で病気の発見に貢献する」など、その職種ならではの魅力を語ることが大切だとされている。
「医師のように診断するのではなく、○○という形で患者を支えたい」というように、他の職種との違いを踏まえて語れると、職種理解の深さが伝わるとされている。
はるかさん(編集長)のコメント
「評価の観点では、『なぜその職種か』への答えで職種理解が分かります。その仕事ならではの役割・やりがいを自分の言葉で語れると、志望度の高さが伝わります!」
ステップ②:志望動機を「体験×職種の魅力」で作る
対象読者: 志望動機の核を作りたい高校生 / 難易度:★★☆ / こんな課題を持つ人に:動機が浅いと感じる
志望動機は、自分の体験とその職種の魅力を結びつけて作ると説得力が増すとされている。
【志望動機の3要素】
① きっかけ(体験)
→ 入院・家族の療養・部活の怪我など
② その職種の魅力・役割への理解
→ なぜその職種に惹かれたか
③ どんな医療者になりたいか
→ 患者にどう寄り添いたいか
例えば「部活の怪我でリハビリを受けた際、理学療法士の支えで復帰できた経験から、自分も回復を支える存在になりたいと思った」のように、体験を起点に語ると説得力があるとされている。
避けたいのは「なんとなく医療に興味がある」だけで止めることだとされている。自分の体験と結びつけ、「だからこの職種で、こんなふうに患者を支えたい」まで展開させることが大切だとされている。
みおさん(編集部)のコメント
「先輩が『自分がリハビリを受けた経験を語ったら、面接官が具体的に質問してくれて話が深まった』と言っていて、体験を軸にする強さを感じました!」
ステップ③:頻出質問と答え方のポイント
対象読者: 質問対策をしたい高校生 / 難易度:★★☆ / こんな課題を持つ人に:何を聞かれるか知りたい
保健医療学部の面接でよく聞かれる質問と、答え方のポイントを整理する。
| 頻出質問 | 答え方のコツ |
|---|---|
| なぜこの職種を目指すか | 体験+職種ならではの役割で語る |
| チーム医療をどう思うか | 多職種連携の重要性に触れる |
| どんな医療者になりたいか | 患者への関わり方を具体的に |
| 高校で力を入れたことは | 学びや協調性の経験を語る |
| 自分の長所・短所は | 医療職と結びつけて語る |
特に保健医療学部らしいのが、「チーム医療をどう思うか」という質問だとされている。ここでは、多職種が連携して患者を支える重要性に触れ、その中で自分の職種が果たす役割を語れると好印象だとされている。
「長所・短所」を聞かれたら、医療職と結びつけると効果的だとされている。「人の話をよく聞ける」といった長所は、患者に寄り添う医療職の適性としてアピールできるとされている。
はるかさん(編集長)のコメント
「評価の観点では、質問の答えを『医療職の適性』に結びつけられる人が強いです。長所も体験も、目指す職種とつなげて語ると一貫性が生まれます!」
面接で好印象を与えるコツ
対象読者: 当日の振る舞いが不安な高校生 / 難易度:★☆☆ / こんな課題を持つ人に:印象を良くしたい
医療系の面接では、話の内容だけでなく、態度・話し方も評価に関わるとされている。
【好印象を与えるポイント】
□ 明るくハキハキと話す
□ 相手の目を見て誠実に
□ 姿勢を正し清潔感を意識
□ 丸暗記でなく自分の言葉で
□ 分からないことは正直に
保健医療の専門職は、患者と接する仕事のため、明るさや誠実さ、コミュニケーション力が特に見られるとされている。ハキハキと話し、相手の目を見て誠実に答える姿勢が好印象につながるとされている。
丸暗記した答えを棒読みするのは避けたいとされている。多少言葉に詰まっても、自分の言葉で誠実に伝える方が、医療者としての適性が伝わるとされている。分からない質問には、正直に「勉強不足です」と認める誠実さも大切だとされている。
みおさん(編集部)のコメント
「先輩が『緊張しても笑顔と誠実さを心がけたら、雰囲気が和んだ』と言っていて、医療系は人柄の伝わり方が大事だと感じました!」
まとめ:保健医療学部の面接は「チーム医療と人柄」で決まる
本記事のポイントを整理する。
| ステップ | やること |
|---|---|
| ① 面接の意図を理解 | チーム医療の適性・人柄が見られる |
| ② チーム医療を語る | 多職種連携と自分の役割を理解 |
| ③ なぜその職種か | 他職種との違いを踏まえて語る |
| ④ 志望動機 | 体験×職種の魅力×将来像で作る |
| ⑤ 頻出質問 | 医療職の適性と結びつけて答える |
保健医療学部の面接の核心は、「チーム医療への理解」と「患者に寄り添う人柄」を自分の言葉で伝えられるかどうかだ。多職種が連携して患者を支える医療の中で、自分の目指す職種がどんな役割を担うかを語れることが、他の受験者との差になる。
「なぜその職種か」を体験と結びつけて明確にし、チーム医療への理解を示し、誠実な人柄を自然に伝える——これができれば、説得力ある面接になる。うまく話す必要はない。人を支えたいという真剣な思いは、必ず面接官に伝わる。本記事を参考に、自信を持って臨んでほしい。
本記事は志望動機.com編集部が作成したものだ。面接の形式・評価基準・カリキュラムは大学によって異なる。最新情報は各大学の募集要項・入試説明会で確認することをすすめる。なお、医療・保健分野は適性や進路に関わる重要な選択のため、進路選択にあたっては学校の先生や各大学の入試相談窓口にも相談することをすすめる。
